活動状況

ここでは、田中謙治研究室の近況を写真を交えながらマンスリーニュースの形で紹介します!

 

【おしらせ】

・2024年5月も例年通り九州大学筑紫キャンパスでオープンキャンパスが開催されます。
  今年も自作ポスターを持って行くのでお楽しみに!

 

 

 

 

 

【2024年1月】

・博士課程2年の酒井君が第40回プラズマ・核融合学会年会において「若手学会発表賞(学生会員部門・核融合プラズマ領域)」を受賞しました。

  
酒井学会賞
発表題目は「検出器掃引式2次元位相コントラストイメージング計測の開発」です。1chの固定した検出器と1次元16chの掃引型の検出器を組み合わせることにより2次元PCIと同等の計測を可能にしたことが評価されました。本手法はW7-XのPCIシステムにも設置され、既にデータを取得しているため、今後のさらなる結果(LHDとW7-Xの乱流構造の比較)が期待されます。

・博士課程2年の酒井君が九州大学エネルギーウィーク2024でポスター発表し、「優秀ポスター賞」を受賞しました。

  
酒井ポスター賞
発表題目は「計測器開発を通じた水素同位体プラズマにおける乱流駆動輸送物理の解明」です。これは九大独自の経済支援の一つである「宮本淳弌水素研究奨励賞」受賞者としての発表でした。宮本淳弌水素研究奨励賞受賞者は、修士課程学生の授業料半額、博士課程学生の授業料全額を課程修了までサポートしてもらえます。

 

【2023年12月】

・博士課程2年の酒井君が執筆した論文Development of sweeping detector phase contrast imaging in Large Helical Device""がJINST誌で出版されました。詳細はhttps://iopscience.iop.org/article/10.1088/1748-0221/18/12/C12019/meta

・博士課程2年の酒井君がプラズマ・核融合学会第29回九州・沖縄・山口支部大会で口頭発表しました。

・田中先生と博士課程2年の酒井君が閉じ込め・輸送研究会で口頭発表しました。

・田中研究室のメンバーで核融合科学研究所研究部可知化センシングユニットの忘年会に参加しました。

  
可知化忘年会
コロナ禍明けで久しぶりの忘年会でした。忘年会には研究職員、事務職員、学生が参加しました。写真は、一次会で撮影し忘れたので二次会のメンバーで撮影したものです。来年も忘年会ができることを祈るばかりです。

 

【2023年11月】

・田中先生と博士課程2年の酒井君がプラズマ・核融合学会第40回年会で口頭発表しました。田中先生はポスターセッションでも発表しました。

 

【2023年10月】

・修士課程1年の横溝君が核融合研での研究生活をスタートしました。

・田中先生が29th IAEA Fusion Energy Conference (FEC)でポスター発表しました。

・九州大学の木下稔基助教が29th IAEA Fusion Energy Conference (FEC)にて優秀ポスター賞を受賞しました。

  
IAEAFEC29
表彰式は10月21日の閉会セレモニーで行われました。本賞は今回の開催より始まったもので、卒業後8年以内のうち3名が受賞しました。今回受賞対象となったのは木下助教が大学院生の時に学位論文のテーマとして取り組んだ研究“Turbulence transition and its role in isotope effects in LHD (LHDにおける乱流遷移とその同位体効果における役割)”です。ポスタータイトルにLHDとisotope effects(同位体効果)が含まれており、彼の受賞によりLHDの重水素実験の成果を世界中にアピールすることができました。

 

【2023年9月】

・博士課程2年の酒井君が執筆した論文"Observation of Interaction between Fast Ions and Turbulence in Large Helical Device"がPFR誌で出版されました。詳細はhttps://www.jspf.or.jp/PFR/PFR_articles/pfr2023/pfr2023_18-2402069.html

・博士課程2年の酒井君が20th International Symposium on Laser-Aided Plasma Diagnostics (LAPD20)でポスター発表を行いました。

LAPD20
(上)今回は京都府で開催され、田中先生が現地オーガナイザーの代表を務めました。コロナ明け後のface-to-faceでの開催ということもあってか、例年を大きく上回る総勢110名の参加者数を記録しました。
(中左)今回のシンポジウムではポスターセッション前に2分の口頭での研究紹介(pre-poster)セッションがあり、酒井君も発表しました。
(中右)卒業生の木下君も発表しました。
(下左)バンケットの後は有志でカラオケに!総勢16名が参加し、部屋の熱気が大変なことに...。
(下右)EUROFusionのCEO、Tony Donne教授と肩を組みながら"Piano Man"を歌う酒井君。「次Tonyと会ったらまた肩組みます(本人談)」
  

【2023年8月】

  

・博士課程2年の酒井君が執筆した論文"Application of Digital Phase Analysis to Far-Infrared Laser Interferometer for the Large Helical Device"がPFR誌で出版されました。詳細はhttps://www.jspf.or.jp/PFR/PFR_articles/pfr2023/pfr2023_18-1402062.html

・九州大学で集中講義を行いました。班に分かれてホモダイン干渉計・ヘテロダイン干渉計のアライメントを行う実習をはじめ、実験に重きを置いた講義でした。

集中講義
(左)集中講義TAの酒井君が組んだヘテロダイン干渉計。年々組むのが速くなっています。
(右)ホモダイン干渉計の干渉縞。どの班もきれいに縞を出せました。

【2023年5月】

・九州大学筑紫地区オープンキャンパスにブース出展しました。

オープンキャンパス
(左)QUESTで大人気だったプラズマボール。指に反応するプラズマに皆さん興味津々でした。
(右)お客さんに説明する横溝君。進学希望の学生に対しても積極的に説明してくれました。
  

 

【2023年4月】

・横溝光士君が当研究室修士課程に入学しました。

 

【2023年3月】

・田中先生と博士課程1年の酒井君がドイツのマックスプランク研究所(IPP)に出向して計測開発・実験を行いました。

IPP
(左上)研究所へ向かう田中先生。屋根が波打っていて高いデザイン性が見て取れます。(右上)Adrian Stechow博士と議論する田中先生。二人の英語が速すぎて大変でした(酒井談)。
(左下)なんと田中先生がチャーハンを作ってくれました!醤油が効いていておいしかったです(酒井談)。(右下)IPPのPCIグループメンバーと酒井君。最後の1週間は彼一人でドイツに滞在しました。
  

・田中先生がイギリスの欧州トーラス共同研究施設(JET)に出向して共同実験の解析・議論を行いました。

田中JET3
JETには重水素、三重水素、ヘリウムの粒子閉じ込めについての共同実験の解析で1週間滞在しました。フィンランドのグループと共同研究を行っています。

・木下稔基君が博士課程を修了しました。

木下卒業
博士号取得取得おめでとう。 我が研究室で初めての博士課程修了者です。4月から九州大学の井戸先生の研究室の助教に着任します。

 

【2023年2月】

・博士課程3年の木下君が核融合研を巣立ちました。

木下核融合研最終日
木下君は5年間大変頑張りました。計測装置の開発、調整運転だけでなく、解析でも大活躍しました。

・博士課程3年の木下君が博士学位論文公聴会で発表しました。

木下公聴会
いくつか質問が出ましたが、しっかり準備していたので的確に質問に答えました。良い発表でした。

 

【2023年1月】

・博士課程1年の酒井君が九州大学エネルギーウィーク2023(EW2023)でポスター発表を行いました。

EW2023
発表は伊都キャンパスで行われました。

 

【2022年12月】

・24サイクルLHD実験が終了しました。

 

【2022年11月】

・博士課程1年の酒井君が第31回国際土岐コンファレンスおよび第39回プラズマ・核融合学会年会でポスター発表を行いました。

 

【2022年10月】

・24サイクルLHD実験が開始しました。大型ヘリカル実験計画としては最後の実験キャンペーンとなります。

 

【2022年8月】

・今期の実験へ向けた計測のメンテナンスを行っています。この時期はLHD本体室での現場作業が多くなります。

実験準備1
(左)検出器の真空度のデータを取る田中先生、(中)干渉計のアライメントを行う木下君、(右)検出器に液体窒素を充填する酒井君

 

【2022年7月】

・博士課程3年の木下君がヨーロッパプラズマ物理会議(EPS)で口頭発表を行いました。

EPS発表
会議はリモート開催でした。木下君は多くの参加者の中から口頭発表に選出されました。

 

【2022年6月】

・田中先生がポーランドのワルシャワで行われた国際ステラレーター/ヘリオトロン・ワークショップで招待講演を行いました。

ISHW発表
写真は田中先生とマックス・プランクプラズマ物理研究所のヘランダー教授との質疑のやり取りです。

 

【2022年5月】

・九州大学応用力学研究所教授の井戸先生、テクニカルスタッフの河野さんと夜の研究打ち合わせを行いました。(!?)

2022年5月研究打ち合わせ
多治見の焼き鳥屋にて
久しぶりの夜の打ち合わせでした。

 

・博士課程1年の酒井君が宮本淳弌水素研究奨励賞を受賞しました。大学院の授業料が博士課程の3年間「全額免除」になります。

・九州大学筑紫地区のオープンキャンパスで田中研の紹介とQUESTの出展補佐を行いました。核融合やプラズマ、核融合科学研究所や田中研究室に一人でも多くの方が興味を持ってもらえたことを祈ります。

 

【2022年4月】

 

・博士課程1年の酒井君が核融合科学研究所特別研究員に採用されました。

 

【2022年3月】

・修士課程2年の酒井君が修士論文“LHDにおける電子密度の巨視的揺動と乱流の計測開発に関する研究”を提出し、優秀専攻賞を受賞しました。酒井君は博士課程に進学します。

2022年3月酒井学位記12022年3月酒井学位記2
酒井君は先端エネルギー理工学専攻で2位の成績でした。

 

・田中先生が核融合研の小林政弘准教授、居田教授とともに“プラズマのかごを揺らすと熱負荷低減”について記者発表を行いました。この成果は本研究室で開発した乱流計測装置を用いて、乱流が熱負荷低減を引き起こすことを明らかにしたものです。

詳細は下記をご参照ください。

https://www.nifs.ac.jp/news/researches/220330.html

 

【2021年12月】

・博士課程2年の木下君がプラズマ核融合学会九州支部大会で“LHDにおける乱流遷移の同位体効果への影響”について口頭発表しました。

・修士課程2年の酒井君がプラズマ核融合学会九州支部大会で“LHDにおける遠赤外レーザー干渉計に対するデジタル位相解析手法の導入”について口頭発表し、講演奨励賞を受賞しました。

2021年12月賞状2021年12月盾
酒井君には賞状と立派な盾が授与されました。

【2021年11月】

・田中先生が核融合研の沼波准教授、マックスプランクプラズマ物理研究所のワーマー博士と“ヘリカル/ステラレータ方式における熱輸送の磁場配位の重要な効果“について記者発表を行いました。本研究で核融合研の大型ヘリカル装置とドイツのマックスプランクプラズマ物理研究所のヴェンデルシュタイン7-X装置で比較実験を行い、乱流に関しては大型ヘリカル装置が低減されていることを明らかにしました。

https://www.nifs.ac.jp/news/researches/211105.html

2021年11月記者発表
記者発表の様子。たくさんの質問があり盛り上がりました。ワーマー博士も遠隔で記者発表に参加してくれました。

 

・田中先生が第30回国際土岐コンファレンスで”Investigations of Magnetic Configuration Effects on Turbulence Driven Transport from LHD and W7-X Comparison Experiments”について招待講演を行いました。

・博士課程2年の木下君が第30回国際土岐コンファレンスで“Observation of turbulence transition in LHD”について口頭発表を行いました。

・修士課程2年の酒井君が第30回国際土岐コンフェレンスで“Development of phase contrast imaging using 1.06um YAG laser for micro-turbulence measurements”について口頭発表を行いました。

 

【2021年9月】

・田中先生が25th Joint EU-US Transport Task Force Meetingで”Isotope effects on particle transport in TCV ohmic discharge”についてポスター発表を行いました。

 

【2021年7月】

・博士課程2年の木下君が第5回アジア太平洋プラズマ物理会議において“Hydrogen isotope effect on multi-scale turbulence and its role on transport in Large Helical Device”について口頭発表を行いました。

 

【2021年4月】

・田中先生が“核融合原型炉同等条件下における先進レーザー計測を用いた乱流駆動輸送研究の新展開”について科研費基盤研究Aを獲得しました。

 

・田中先生がUS Transport Task Forceで”Isotope effects on transport in LHD”について基調講演を行いました。

 

・博士課程2年の木下君が学術振興会のDC2に採択されました。

 

【2021年3月】

・足立迅君が修士課程を修了しました。足立君は日立製作所で核融合用のNBIの開発に携わる予定です。

2021年3月足立送別
足立君の卒業祝いパーティー

 

・田中先生がスイス連邦工科大学(EPFL)から帰国しました。EPFLではTCVトカマクで粒子輸送の同位体効果実験に取り組みました。

2021年3月田中帰国
TCVトカマクと、一緒に研究したStefano Coda博士

 

・修士課程1年の酒井君が日本物理学会第76回年次大会で"乱流揺動計測のための波長1.06umYAGレーザーを用いた位相コントラストイメージング計測手法の開発"について口頭発表を行いました。

 

【2020年9月】

・田中先生がスイス連邦工科大学(EPFL)へ客員教授として渡欧しました。

 

【2020年3月】

・木下稔基君が修士課程を修了しました。最優秀学生賞を受賞しました。木下君は博士課程に進学します。

2020年3月木下修了
木下君は先端エネルギー理工学専攻で成績1位でした。

 

【2019年11月】

・田中先生がイギリスのJETの実験に参加しました。

2019年11月田中JET
JETの制御室にて。マイケル博士一家と再会しました。

 

【2019年9月】

・2005~2008年にCO2レーザー計測を一緒に立ち上げてくれたクライブ マイケル博士が核融合研を訪問しました。マイケル博士は現在UCLAの研究者で英国のMAST-Uで活躍しています。

2019年9月マイケル来訪
久しぶりにLHDに来たマイケル博士

 

【2019年8月】

・核融合研の計測グループで毎年恒例のバーベキューパーティーを行いました。

2019年8月計測バーベキュー
学部4年生の酒井彦那君の田中研への進学が決まった直後でした。

 

【2019年7月】

・田中先生がヨーロッパ物理学会で招待講演を行いました。

 

【2019年3月】

・牧拓未君が修士課程を修了しました。牧君はNTTドコモでネットワークの構築に携わる予定です。

2019年3月牧修了
牧君(右端)の卒業お祝い。卒業生の竹志田君(左端)も駆けつけてくれました。

 

【2018年2月】

・EuroFusionのProgram manager(欧州核融合研究機構EuroFusion のProgram manager(欧州核融合研究機構の計画部長/リーダー)のトニー ドネ教授が核融合研を来所しました。ドネ教授はレーザー計測の専門家でもあります。

2018年2月トニー来所
ドネ教授(写真中央)をLHDの真空容器の中に案内しました。

【2017年3月】

・竹志田君が修士課程を修了しました。

2017年3月竹志田修了
少し緊張している様子。竹志田君はホームページの制作も手伝ってくれました。

 

 

 

 

 

 

トップページへ戻る