田中先生に聞いてみよう。

ここでは学生の皆さんからいただいた質問にお答えしています。

Q1. 核融合研のある土岐市はどういうところですか?

A1 名古屋市よりJR中央線で約40分程度です。研究所は土岐市にありますが、学生や職員の皆さんは隣の多治見に住んでいる人が多いです。土岐市、多治見市は戦国時代より陶芸の町として有名です。器を作るのでそれに入れる食べ物が充実して、おいしいお店がたくさんあります。

Q2. 名古屋市はどういうところでしょうか?

A2人口220万人の大都市で東海地方の中心都市です。東海地区では航空宇宙産業、自動車産業が盛んで、この分野に興味がある人は会社見学などに便利かもしれません。名古屋市近辺には名古屋市科学館、JRリニア鉄道博物館、トヨタ博物館、各務ヶ原航空宇宙博物館など科学、産業博物館がたくさんあり研究者にとって刺激的なところです。伝統文化だけでなくサブカルチャーの中心地でもあります。SKE48の常設劇場があり(SKEとは名古屋の中心地栄(SAKAE)の略)、毎年。夏には世界コスプレサミットを開催されます。ちなみに2014年の優勝はロシア(初)でした。

Q3. 福岡から土岐市に引っ越す必要があるのでしょうか?

修士課程の前期に単位を取得し、その後は土岐に移って研究を行います。よって、土岐に引っ越す必要があります。

Q4. 学生はいますか?一人だけだと寂しくなりそうで心配です。

A4 核融合研には九州大学連携講座の学生のほかに、総合科学研究大学院大学、名古屋大学連携講座、その他共同研究に参加している全国の大学の大学院生がおよそ30人程度います。学生の居室は大学の研究室の学生部屋と同じでみんな楽しく研究に励んでいます。

Q5. アルバイトはできますか

A5 アルバイトはお勧めしません。大学院生の間は勉学と研究に集中してください。

Q6. 就職状況はどうですか?

A6 今までのところ学生たちは本人のがんばりのせいか、ほぼ希望通りのところに就職できているようです。

Q7. 博士課程に進学しようか迷っています。博士課程に進学した場合就職できますか?

A7 博士課程の学生になると奨学金のほかに研究補助としての手当てをもらうことができます。博士課程の学生は学生というよりは一人の研究者として扱われます。博士課程に進学するには研究に対して強い情熱が持つことが必要です。博士課程終了後の就職は研究職を目指した場合必ずしも簡単ではありません。博士課程終了後すぐに大学や研究機関の正職員になる方もいますが、博士研究員などを続け、数年後に正職員になる人も多いです。民間企業に就職する人もいます。

Q8. 学部ではどのような科目を勉強しておけばよいですか?

A8 基本的な数学、物理のほかにできれば電磁気は勉強しておいてください。それから参考資料、論文の多くは英語の文献になるので英語もしっかり勉強して下さい。

Q9. 研究者は女性にもてますか?

残念ながら研究者だからといって女性にもてることはありません。
ただ、研究のことを女の子と話をするときのネタにすることはできるのですよ。私にはこういう経験があります。ずいぶんと前の話ですがある女性とドライブをしているとき、信号待ちをしているときでしょうか、ふと会話が途切れてしまいました。確か日曜日の夕方だったと思います。フロントガラスから強い夕日が差し込んできました。私は夕日を指差して彼女に言いました。
“俺は太陽を作るんだ。”
“え!?”
“俺の仕事は太陽で起きている核融合反応を地上で実現することなんだ。水素にはね、三つの種類の水素があって、その中で重水素と三重水素の間で太陽で起きていると同じ核融合反応をおこすことが切るんだ。核融合を起こすには大きなエネルギー状態の水素と三重水素を閉じ込めることが必要なんだけど太陽は重力でそれを閉じ込めている。だけで地球上ではそれができないから強力な磁石で閉じ込めるんだ・・・・”
“??”
ハンドルを握って運転していた私には彼女の表情は良くわかりませんでしたが、きっと私の話に感動していたのだと思います。残念ながらその女性とはその後会うことはなかったのですが、核融合の話で大いに盛り上がって楽しいひと時を過ごすことができました。

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